今海はどうなっているの

 現在、世界では海洋汚染が深刻な問題となっています。2015年に結ばれた持続的な開発目標(SDGs)でもこの問題が取り上げられ2030年までに改善、解決を目指したターゲットが掲げられています。
 日本でも海洋汚染は大きな問題となっていますが、何が原因となり生じているのでしょうか。

海洋汚染の現状とは

 海洋汚染の主な原因は大半が海洋ごみによる汚染です。
 海洋ごみは年々増え続けており、このまま何の対策も行わなければ2050年には海洋に住む魚などの生物よりもごみの方が多くなると言われています。海洋ごみの中でも特に深刻なのは海洋プラスチックごみですが、生物や環境に多大な影響を与えるものもあり、そのほとんどは、人の日常の暮らしから発生したものばかりです。

海洋ごみの種類

 人工ごみの多くは海洋ごみと無関係と思われがちな内陸から河川を通じて海に来ました。降雨後の河口域には多くの人工ごみが集まることから見ても不法投棄だけではないことがわかります。

■人工ごみ

■ 自然ゴミ

海洋ゴミ

海洋ごみは1992年リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された「環境サミット」でも議題になっていて、海ごみ問題自体は国際会議でも決して新しい項目ではなく、2008年「洞爺湖サミット」や2016年「伊勢志摩サミット」でも議題にあがっていました。海洋ごみの種類については他のサイトにあるので、記述しませんが、海洋プラスチックごみの多くは我々が日常使っているものです。人工ごみ(多くはプラスチック)の7~8割は河川を通じて内陸から来たと言われています。1人1人が気をつければ、特に内陸部の人達こそ気を付ければ、海洋プラスチックごみの多くは削減できます。海ごみ問題は環境問題ではなく生活問題なのです。出さないことが大事です。 海洋プラスチックが集まる場所は遊泳能力が無い又は弱い稚仔魚や卵と同じ場所が多く、海洋生物への悪影響も懸念されます。

ごみの不法投棄

海洋ごみは私たちの暮らしの中で出たものばかりではありません。海岸あるいはその近辺に不法に投棄されたごみによるものも含まれています。当然不法投棄は法律により禁止されていますが、それでもあとを絶たないのが現状です。廃プラスチックだけで見ても、世界では58~62%は不法投棄あるいは不法に焼却されているといわれています。不法投棄と言われると業者のイメージがありますが、私たち一般的な市民も出しています。例として挙げられるのは釣り人が使用する釣り糸や浮きなどの釣り道具です。ほかにも海岸でのポイ捨てなども悪質な不法投棄です。不法投棄は美観を損ねるだけでなく、海洋ごみとして海洋汚染を悪化させる原因ともなるのです。

海洋ゴミ

海洋ごみは1992年リオデジャネイロ(ブラジル)で開催された「環境サミット」でも議題になっていて、海ごみ問題自体は国際会議でも決して新しい項目ではなく、2008年「洞爺湖サミット」や2016年「伊勢志摩サミット」でも議題にあがっていました。海洋ごみの種類については他のサイトにあるので、記述しませんが、海洋プラスチックごみの多くは我々が日常使っているものです。人工ごみ(多くはプラスチック)の7~8割は河川を通じて内陸から来たと言われています。1人1人が気をつければ、特に内陸部の人達こそ気を付ければ、海洋プラスチックごみの多くは削減できます。海ごみ問題は環境問題ではなく生活問題なのです。出さないことが大事です。 海洋プラスチックが集まる場所は遊泳能力が無い又は弱い稚仔魚や卵と同じ場所が多く、海洋生物への悪影響も懸念されます。

ごみの不法投棄

海洋ごみは私たちの暮らしの中で出たものばかりではありません。海岸あるいはその近辺に不法に投棄されたごみによるものも含まれています。当然不法投棄は法律により禁止されていますが、それでもあとを絶たないのが現状です。廃プラスチックだけで見ても、世界では58~62%は不法投棄あるいは不法に焼却されているといわれています。不法投棄と言われると業者のイメージがありますが、私たち一般的な市民も出しています。例として挙げられるのは釣り人が使用する釣り糸や浮きなどの釣り道具です。ほかにも海岸でのポイ捨てなども悪質な不法投棄です。不法投棄は美観を損ねるだけでなく、海洋ごみとして海洋汚染を悪化させる原因ともなるのです。

海のゴミをなくすために

海岸や河川に散乱するゴミの清掃活動が全国で実施されています。
その活動は、国、県、市町村もしくはボランティア組織が主体となった大規模な清掃活動から、地域の自治会、漁業協同組合、学校などが中心となった小規模な清掃活動まで様々なものがあります。
それらの活動は多くの市民、企業、団体・組織などのボランティア活動によって支えられています。
当機構は、全国的な規模で海岸や河川などの渚や水辺に散乱するゴミに関するデータや環境美化活動に関する情報を集め、整理・分析を行っています。
また、それらの分析結果から得られた散乱ゴミの実態や各種の組織団体の活動状況を広く一般にお知らせしています。
皆さんの活動結果から得られる貴重なデータ・情報を通じ、海と渚のクリーンアップ活動をより有機的に広げ、より大きな効果を得ることが可能となります。
さらにそれらのデータは、私たち自身のライフスタイルを問い直す良い機会を与えてくれます。
皆さんの活動の内容や集めたゴミに関するデータを、各都道府県の窓口などを通じ、もしくは直接、当機構までお知らせ下さい。